高温期がキープできない場合(温度・日数)

こんにちは、子宝薬膳家:多々良です。

今日は基礎体温表の見方をご紹介しますね。

今回は、多々良の基礎体温表を例に

解説していきます。

 

 


 

見るべきポイントは

1)高温期の継続日数

2)高温期中、高温をキープし続けられているか

この2点です。

 

 

まずは1)高温期の継続日数です。

 

カウントするためには、生理前後でガクッと

体温が下がった日の前日を「1」と数え始めると

分かりやすいです。

 

 

下がり始める前日から数えると、

高温期は12日ありますね。

 

高温期の継続期間としては

12日以上が合格ライン。

 

なので、下記に貼っている体温は

まずまずの体温です。

 


 

チェックポイントの2つ目、

高温はキープ出来ているでしょうか?

 

高温期の最終日を「1」と逆算して

数えると9日目にガクッと下がっていますね。

矢印をつけている箇所です。

 

 

なので、「高温をキープ出来なかった」

「1日、体温が下がる日があった」

ということになります。

 


 

高温期が

「12日以上続く」

「高温期中、体温が下がらない」

ということは、

 

黄体ホルモンが充分分泌されている

ことを意味します。

 

 

逆に、

「高温期が11日以下だった」

「高温期期間中、体温が下がる日があった」

ということは、

黄体ホルモンが少し弱いということ。

 

 

黄体ホルモンが少ないと、

着床できても流産となる可能性が

高くなってきます。

(必ずしも流産するとは限りません)

 


 

よって、

これがカウンセリングであれば

私なら…

 

 

★自然妊娠を目指し、

  タイミング法をしている方なら

 

「今度の周期、タイミングをとってもOKです。

 

ただし、これまで流産の経験があるのなら、

体温が下がる日がなくなるまで、

タイミングを取らない方が安全です。」

 

 

★人工授精を行っている方なら

 

「今度の周期、人工授精してもOKです。

 

人工授精以外にも、

生理周期7〜14日目の間で

3回タイミングとれると、

妊娠の可能性が高くなります。

 

ただし、これまで流産の経験があるのなら、

体温が下がる日がなくなるまで、

タイミングを取らない方が安全です。」

 

 

★体外受精をしている方なら、

 

「今度の周期、体外受精してもOKです。

ただし、黄体ホルモン補充は必要かと思います。

(何も言わなくても病院で補充されるはずですが)

 

また、妊娠の可能性を高めたいのなら、

次回は見送って、体温がキープできるように

なるまで様子見する方がお勧めです」

 

とお伝えします。

 


 

高温期の日数のカウントの仕方が

分からないという方も多いので、

今回は数え方も踏まえてお伝えしました。

 

 

基礎体温表は、

妊活の方針を決めるために、

とても重要な判断基準です。

 

 

ただ計測するだけでなく、

是非妊活にも活用してくださいね。

 

 

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